「自然灰釉のうつわ」

 In seramic art

昔は半農半陶で、稲作で藁が身近にあり、かまどには土灰(木灰)があり、粘土が採れる土地が陶産地になり、無理のない自然の生活からやきものも生まれていました。現代では科学の力(金属や合成のものを使用)をもってすれば、出せない色はないと言われています。ですが反対に、今の時代にそぐわず捨てられているもの、使われなくなった自然素材の中にこそ、人の思惑を超えた豊かで美しい色を出す釉が潜んでいます。そんな自然の素材にこだわり、優しさや安らぎ、たくましさを感じられるような「自然灰釉のうつわ」をつくり続けています。

 


↑益子の原土(写真の土)からつくっています。今までは粘土で買っていましたが、粘土を作っているおじいちゃん、おばあちゃんが高齢で作れなくなって、自分で原土からやってみようと思い、はじめました

 


↑みそ汁で残った貝や、浜で拾った貝で灰をつくり、貝灰と木灰、長石を混ぜた釉で焼いてみました。素朴で優しい色合いが人気です。

 


かおり早田
かおり陶房:陶芸家

 国宝の曜変天目茶碗に出会い、土と炎の仕業に感動。やきものを仕事にすることを決める。薪窯、自然灰釉を学ぶために益子で本格的に修行。2002年独立し、栃木県下野市に築窯。現在「かおり陶房」として、東京をはじめ各地で展示販売している。益子陶器市は年2回、12年間出展。

かおり陶房
http://www.peter-music.com/kaori/

Recommended Posts

Start typing and press Enter to search